UD、運転技術の世界大会 低燃費運転・駐車など競う

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  駐車技術も審査のポイントの一つだ

ＵＤトラックスは２３日、同社の大型トラック「クオン」ユーザーを対象にした運転技術の世界大会を埼玉県上尾市の同社テストコースで開いた。隔年で開催しており今回で６回目。各国の予選を勝ち抜いた日本、シンガポール、豪州、モーリシャスの代表選手４人が低燃費運転や駐車などの腕を競った。２５日には新興国向け大型トラック「クエスター」で同様の競技を開き、８カ国から８人の代表選手が参加する予定だ。

同大会「ＵＤエクストラマイルチャレンジ２０２４」は、走行前点検の的確さや運転効率、スピードなどの各審査項目の点数を合計し、総合得点で順位が決まる。１０トンの貨物を積載し、さらに荷台に水の入ったボウルを載せて坂道やスラロームなどを走行。テレマティクスシステムで測った燃費効率や、こぼれた水の量などで採点する。

同大会は顧客の運転レベルの底上げとモチベーションの向上が目的で２０１４年から開催。ＵＤの伊藤公一会長は「勝ち負けだけでなく競技のプロセスを楽しんでほしい」とエールを送った。

日本代表で運転手歴３０年のカメイ物流サービス（宮城県多賀城市）の千葉章氏（５３）は「この大会がモチベーションになっている。大会を通じて若い人が運転手を目指してくれればうれしい」と語った。