米田・諏訪理両氏、宇宙へ抱負 さまざまに挑戦／変化に対応

• 

  宇宙飛行士に認定された米田さん（左）と諏訪さん

宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）は２３日、米田あゆさんと諏訪理さんの宇宙飛行士認定に関する会見を開いた。米田さんは「スタートラインに立てた喜びと、さまざまなことに挑戦できるわくわくした気持ちがある。どんなミッションにも対応できる宇宙飛行士になりたい」と笑顔で語った。諏訪さんは「気を引き締めつつ、今後も楽しみながら訓練を進めたい。宇宙開発が時代とともに変わっていく中で、環境に対応できるよう励みたい」と意気込んだ。

米田さんと諏訪さんは２０２３年２月に宇宙飛行士候補生に選ばれ、その後、約１年半にわたり基礎訓練を実施。審査の結果、２１日付で宇宙飛行士に認定された。

基礎訓練では基本的な心構えの確立のほか、サバイバル訓練や航空機の操縦、天文学をはじめとした基礎知識の習得などを行った。今後は米航空宇宙局（ＮＡＳＡ）を拠点に、有人ミッションに向けて知識や技能の強化に取り組む。