(2024/11/14 17:00)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、観測ロケット「S―520」34号機の打ち上げに成功したと発表した。同機に搭載した衝撃波で発生する燃焼現象を利用した「デトネーションエンジン」の作動確認などが目的。同日11時30分にJAXA内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)から打ち上げ、約8分後に予定していた海上へ落下した。今後、搭載した実験装置が取得したデータを解析する。新型エンジンの開発につながると期待される。
デトネーションエンジンは名古屋大学などが開発した新型エンジン。将来的にロケットや探査機などへの搭載を見込んでいる。2021年にも同様の飛行試験を行い、その結果から改良を加えた。特に推進剤を気体から液体に変え、実用化に向けて前進した。
14日時点で同エンジンシステムの設計と飛行試験、作動確認に成功した。エンジン内の燃焼状態や推力の発生などは達成したとみられるが、今後詳細なデータ解析を行う。
(2024/11/14 17:00)
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