特集・連載
日刊工業新聞電子版に掲載された人気の連載企画をまとめています。(記事は掲載日時点の内容です。)
ピックアップ
(13)小澤酒造
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酒蔵紀行(13)小澤酒造−細かな技、脈々と受け継ぐ (2014/1/8)
東京の奥座敷として秋には紅葉狩りの観光客でにぎわう奥多摩。同地域にある小澤酒蔵は古文書によると、創業は1702年以前と推定される。昔から観光客向けに観光酒を作り、酒蔵の見学コースを設けてきた。現在も酒や仕込み水を使った豆腐、湯葉を味わえる料理店を併設するなど酒を楽しむ場を提供する...
(12)泰石酒造
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酒蔵紀行(12)泰石酒造−日本最南端・沖縄で清酒 (2013/12/18)
那覇空港から車を走らせること約1時間、沖縄本島中部のうるま市に泰石(たいこく)酒造はある。沖縄と言えば泡盛を思い浮かべる人が多い中で、県内唯一、45年間にわたり清酒「黎明(れいめい)」をつくってきた。なぜ唯一なのか。それは「清酒づくりは暑さとの戦い」(安田泰治社長)だから。 年...
(11)木戸泉酒造
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酒蔵紀行(11)木戸泉酒造−世界に誇れる日本酒を (2013/12/11)
JR外房線大原駅から歩いて5分。大きな酒林が下がった門が現れる。木戸泉酒造の酒蔵だ。11月30日に新調したばかりの酒林は、新酒の出来上がりを人に知らせる。 だが、大原の地で130年以上も酒を造り続ける木戸泉酒造は製品群に新酒だけでなく、「古酒」や「高濃度多酸酒」といった熟成酒を...
(10)福光屋
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酒蔵紀行(10)福光屋−100年地下水、酒米も厳選 (2013/12/4)
福光屋(金沢市)は純米酒専門の酒蔵。松井圭三常務は「深い味わいがありつつ、キレのよい飲み口で料理を引き立てるには、添加アルコールを用いない純米酒がベスト」と力説する。ただ純米酒は原料米や発酵の結果ができあがりに大きく影響する。原料調達から酒造りまで神経をとがらせ品質管理している。...
(9)田中屋酒造店
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酒蔵紀行(9)田中屋酒造店−地元の材料と感性の味 (2013/11/27)
田中屋酒造店の「水尾」は、2012年の関東信越国税局酒類鑑評会で最優秀賞を受賞した。6代目当主の田中隆太が92年にたどり着いた地酒が、長野、新潟など6県の吟醸酒215点の中でトップに選ばれた。 田中が家業を継ぐため、システムエンジニアから転身したのが90年。「20代だった自分が...
(8)月桂冠
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酒蔵紀行(8)月桂冠−時代と歩む挑戦者の系譜 (2013/11/13)
京都・伏見の豪川に沿って歩くと、100年以上も前に撮影された写真そのままの光景が対岸に眺められる。1906年に建造された月桂冠の内蔵酒造場。ここでは今も大吟醸が生産され、全国新酒鑑評会では2012年まで6年連続で金賞を受賞している。 寒造りが始まる1月に入ると、前年4月に入社し...
(7)米鶴酒造
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酒蔵紀行(7)米鶴酒造−感謝の気持ちを伝える酒 (2013/11/6)
山形県置賜地方の東部に位置する高畠町。山々に囲まれたその地は“まほろばの里”と呼ばれている。元禄末期の1704年、この里で酒造りを始めた米鶴酒造。江戸末期には米沢藩を治める上杉家の御用酒蔵だった歴史を誇る。2007年に社長に就いた12代目の梅津陽一郎は「基本は品質」と、平成の世も...
(6)高橋商店
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酒蔵紀行(6)高橋商店−目標とされる酒造り守る (2013/10/30)
「酒質はどこにも負けない」。高橋商店(福岡県八女市)の高橋信郎社長は自信をみせる。同社が酒蔵をかまえる八女地域は、筑後川と矢部川に挟まれた穀倉地帯。豊かな水と寒暖差がある気候は、酒造りにぴったりの環境だ。 高橋商店の創業は江戸時代後期。享保の改革で知られる8代将軍徳川吉宗の治世...
(5)田中酒造
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酒蔵紀行(5)田中酒造−少量こだわり生産 (2013/10/16)
「裏で造って表(店頭)で売る」。田中酒造は昔ながらの酒蔵の姿を今も貫く。本店と近くにある酒蔵の一部を改装した店舗、通信販売で自社製品を扱う。“少量こだわり生産”を掲げる4代目社長、田中一良は「消費者とのつながり」を商売の根幹に据える。 20年前にオープンした酒蔵店舗にはバスの駐...
(4)久須美酒造
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酒蔵紀行(4)久須美酒造−漫画「夏子の酒」のモデル (2013/10/9)
久須美酒造(新潟県長岡市)は、幻の酒米「亀の尾」をわずか1500粒の種もみから復活させて、純米大吟醸酒「亀の翁」を世に送り出した。漫画「夏子の酒」のモデルにもなった酒蔵としても知られている。 天保4年(1833年)に創業。現在、7代目当主を務めるのが久須美賢和だ。「手間暇をかけ...