企業リリース Powered by PR TIMES
PR TIMESが提供するプレスリリースをそのまま掲載しています。内容に関する質問 は直接発表元にお問い合わせください。また、リリースの掲載については、PR TIMESまでお問い合わせください。
(2018/2/20)
カテゴリ:イベント
リリース発行企業:いばらきワイン産業連絡協議会
いばらきワイン産業連絡協議会
イベントレポート 2018年2月20日
茨城県内では、近年、ワイン用ぶどう栽培やワイン産地化に向けた取り組みが活発に行われています。ワイン産地として取り上げられることの少ない茨城県ですが、古くは100年以上前の1903年(明治36年)、当時のフランスの醸造所をモデルに、日本初となるワイン用葡萄の栽培、醸造、瓶詰めを一貫して行う本格的ワイン醸造所(現・牛久シャトー)が誕生し、西洋の食文化が広まった東京へワインを出荷していた歴史をもちます。
昭和の高度経済成長期以降、数度のワインブームを経て、2009年頃から再び日本国内のワイン消費が拡大し、日本のワイン市場はさらなる成長局面を迎えていると言われています。日本の酒類全体の消費量が減少傾向にある中、ワイン消費量は伸びており、国内の醸造所数も2017年(平成29年)3月31日現在で238にまで増えています。
また、日本国内のワイン流通量のうち輸入ワインが70.3%、国内分が29.7%ですが、このうち、3.7%が国内産ぶどうを使用して国内で醸造した「日本ワイン」。「日本ワイン」は年々出荷量が増加しています。(出典・平成29年11月国税庁「国内製造ワインの概況」平成28年度調査)
そうした日本ワイン市場の伸長を背景に、近年、茨城県内ではワイン用ぶどう生産やワイン醸造を手掛けるワイン産業が活気を帯びています。そして、この度、2016年2月に茨城県内のワイン産業の振興発展を目的に設立された「いばらきワイン産業連絡協議会」が主催となり、都内初開催の産地PRイベント「いばらきワインにふれる会」が2月15日(木)に開催されました。会場となった六本木クラップスには、定員を超えるマスコミ、バイヤー、フードビジネス関係者など約60名が参加し、「いばらきワイン」への関心の高さを伺わせました。
主催者のいばらきワイン産業連絡協議会の西村勝夫会長(八千代夢ワイン株式会社代表取締役)は、「茨城県内のワインづくりにたずさわるワイン用ぶどう生産者、ワイナリー、流通販売者が一体となって、技術をさらに磨き上げ、美味しさを広めていきたい」と宣言。
そこへ、昨年新しく就任した茨城県知事、大井川和彦氏(52)が水戸から駆けつけサプライズ登場。大井川知事は「茨城県には、おいしいワインがたくさんありますので,ぜひ皆様にはいばらきワインを味わっていただいて、その可能性を感じてほしい」とスピーチしました。
続いて、協議会メンバーによるプレゼンテーション「いばらきワインとは?」が行われ、協議会副会長で、水戸市内で街なかワイナリーを立ち上げたDomaine MITO株式会社代表取締役の宮本紘太郎氏(下写真・左)をプレゼンテータとして、日本のワイン市場の現状説明と、4つの事業者によって自社ワインのコンセプト、使用しているワインぶどうの紹介等が行われました。※写真右から加納良祐氏(来福酒造株式会社)、高橋学氏(Tsukuba Vineyard)、立原暢也氏(株式会社カドヤカンパニー/つくばワイナリー)、澤木薫氏(八千代夢ワイン株式会社)
お待ちかねのテイスティングタイムが始まると、会場に持ち込まれた6事業者13銘柄の赤、白、ロゼ、スパークリングの多彩なワインの試飲が提供され、来場者からは「新しいワイナリーさんでも、こんなおいしいワインが作れるのか」と驚きの声が挙がっていました。
テイスティングタイムが終ると、スペシャルゲストとして、ワイン通、食通として知られ、日本ソムリエ協会名誉ソムリエ、日本ワインを愛する会副会長でもある、俳優の辰巳琢郎さんが登場。ワイングラスを傾けながらのトークショーとなりました。いばらきワイン産業連絡協議会のアドバイザーも務める辰巳さんは、「みんな、なぜ輸入ワインばかり飲むの?日本で栽培された日本の風土に合ったぶどうを100%使用し、日本国内で醸造されたワインである日本ワインは、日本の国酒だと考えています。茨城県は現在はワイナリー数は少ないけれど、近い将来、山梨、北海道、長野という三大産地、山形、新潟に次ぐ産地に育っていくでしょう。何しろ茨城県は東京から近い。1時間でワイナリーに行ける強みがあると思います」と語られました。
レストランではいつも「日本ワインはないの?」と尋ねるという辰巳さん。いばらきワインのこれからを熱く語り、後のフリーテイスティングタイムでは、ワイングラスを片手に参加者の質問に快く答え、グラスを交わしていました。
まだワイン産地としては新興ながら、ワインづくりに取り組みはじめた「いばらきワイン」にふれるイベントは、参加者の関心を集め、盛況のうちにエンディングを迎えました。
【イベント概要】
「いばらきワインにふれる会」
主催:いばらきワイン産業連絡協議会
日時:2018年(平成30年)2月15日(木)
18:30PM~20:40PM
会場:六本木クラップス(東京都港区六本木3丁目)
参加者:約60名 ※マスコミ、バイヤー、フードビジネス関係者、ブロガーに呼びかけ参加希望者をご招待(一般非公開)
スペシャルゲスト:辰巳琢郎さん(俳優)
司会進行:川崎篤之、島之原樞(くるる)
【いばらきワイン産業連絡協議会】
https://www.facebook.com/ibarakiwine/
●設立:2016年2月
●目的:茨城県内のワイン産業の振興発展を目的に、地域、業種を超えた連携を図り、ワイン用ぶどう栽培技術、ワイン醸造技術の向上と、産地PRを通じた販路拡大、茨城県内のワイン文化醸成を目指して活動しています。
●会員:茨城県内でワイン用ぶどう生産、ワイン醸造、販売等に携わる事業者・団体
●役員
会長 西村勝夫(八千代夢ワイン株式会社)
副会長 岡﨑正光(株式会社カドヤカンパニー)
副会長 宮本紘太郎(Domaine MITO株式会社)
副会長 藤村俊文(来福酒造株式会社)
理事 山口景司(合名会社山口)
理事 角井智之(合同酒精株式会社牛久シャトーカンパニー)
監事 高橋 学(Tsukuba Vineyard)
監事 澤木 薫(八千代夢ワイン株式会社)
<会員>
●ワインぶどう生産者
八千代夢ワイン株式会社、武藤観光農園、ほそだやすお農場ゆきえ花畑牧場
●ワイン醸造所 ※設立準備中を含む
株式会社カドヤカンパニー/ つくばワイナリー、Tsukuba Vineyard、Bee’s Knees Vineyards、Domaine MITO株式会社、明利酒類株式会社、木内酒造合資会社、来福酒造株式会社、合同酒精株式会社牛久シャトーカンパニー
●ワイン流通
合名会社山口、有限会社リカーショップスドウ
(2018年2月現在、13事業者/法人・団体・個人事業主)
●ご連絡先・お問い合わせ
〒310-0801 茨城県水戸市桜川2-2-35 茨城県産業会館8階 茨城県中小企業団体中央会内
いばらきワイン産業連絡協議会事務局
TEL.029(224)8030/中村
https://www.facebook.com/ibarakiwine/
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
※ ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。