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(2018/3/22)
カテゴリ:調査レポート
リリース発行企業:株式会社プラネット
FromプラネットVol.82
~女性は生活家電を"電気代""時短""メンテナンス"で決める~
国内1,200社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は、日用品にまつわるトピックスをお届けする『Fromプラネット』の第82号として、生活家電に関する意識調査の結果をご紹介します。バックナンバー https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html
女性より男性のほうが使っているキッチン家電は?
新生活スタートの季節、家電の買い替えを考える人もいるかもしれません。今回は生活家電についてアンケートを行い、買い替えたい生活家電や購入時に重視すること、あったらほしい機能などについてまとめました。
まず始めに、自宅にどんな生活家電があるかを聞きました。1位「冷蔵庫」93.2%、2位「炊飯器」87.0%、3位「エアコン」86.9%、4位「扇風機」83.7%、5位「ヘアドライヤー」81.0%、6位「洗濯機」76.0%という順になりました。なお、23位の「洗濯乾燥機」が24.8%で、「洗濯機」と合計するとほぼ100%となります。「冷蔵庫」「炊飯器」「エアコン」など、上位に入ったのは衣食住に関わる“白物家電”でした。
以降の順位を見ていくと、9位「電子レンジ」は67.1%と7割近くが所有。17位「コーヒーメーカー」35.6%、18位「空気清浄機」35.1%などは3人に1人以上が所有。さらに21位「加湿器」29.1%、22位「フードプロセッサー」25.0%も4人に1人以上が所有し、家事負担を軽減するアイテムや生活必需品ばかりでなく、快適で豊かな毎日を過ごすための多様な家電が暮らしにとけ込んでいることがわかります。
男女差に注目すると、最も差が大きかったのが「電子レンジ」で、男性が女性を18.8ポイント上回りました。一方、「オーブン・オーブンレンジ」(13.3ポイント差)、「フードプロセッサー」(9.5ポイント差)などは女性が上回っていました。料理の幅が広がる調理器具は女性のほうが所有率が高く、買ってきた惣菜や弁当を簡単に温められる「電子レンジ」は男性のほうがよく利用していると言えそうです。
近畿では3人に1人が持っている 「○○焼き器」
エリア別では地域による傾向が見られました。注目したいのは、「エアコン」が「北海道」では17.8%と極端に低いこと。夏涼しいためエアコンの需要が低いことがわかります。「エアコン」だけでなく、「石油ファンヒーター」「セラミックヒーター」といった暖房器具も、「東北」「北陸」など他の寒いエリアと比べて低くなっていました。北海道では家全体を暖めるセントラルヒーティングなどのシステムが普及し、個別に部屋を暖める家電の必要性が少ないことがうかがえます。そのほか、「空気清浄機」は、「関東」37.2%、「近畿」36.3%など、他のエリアに比べ都市圏で高くなっていました。
「たこ焼き器」が「近畿」で36.1%と断トツで高いことにも注目。3人に1人超で、やはり家でもたこ焼きを作る人が多いようです。
会社役員・経営者は「洗濯乾燥機」も「フードプロセッサー」も愛用!?
職業別に見ると、「エアコン」「空気清浄機」「加湿器」「洗濯乾燥機」「ミキサー」「フードプロセッサー」「コーヒーメーカー」など、リビング家電からキッチン家電まで多くの項目で「会社役員・経営者」が最も高くなっていました。「扇風機」「洗濯機」(乾燥機能付きでないもの)といった従来型の家電についてはむしろ低く、おしゃれな「エスプレッソマシン」や身だしなみに欠かせない「ズボンプレッサー」、高額な「マッサージチェア」で高くなっているのはさすがと言えそうです。
「扇風機」では「定年退職」が90.0%と高く、“高齢者はエアコンが嫌い”というイメージどおりの結果です。その一方で、「アイロン・衣類スチーマー」や「ズボンプレッサー」も、それぞれ「専業主婦(主夫)」、「会社役員・経営者」に次いで高く、“現役時代”の名残りが感じられます。どちらもむしろ現役の「会社員」や「公務員」のほうが数値が低く、年代や世代の影響がうかがえます。「アイロン」や「スボンプレッサー」は若い世代にあまり使われなくなっているのかもしれません。
栄枯盛衰? 所有率20位圏外から“ほしい家電”トップ10にアップしたのは
次に、買い替えたい、あるいは新たにほしいと思っている生活家電は何かを聞きました。結果は表3のとおりで、1位「冷蔵庫」、2位「エアコン」、3位「炊飯器」の順。この3項目は、順位は入れ替わっていますが、自宅にある生活家電を聞いた表1の結果と同一でした。ほかにも5位「洗濯機」、7位「電子レンジ」などは、表1でも10位以内に入っています。こうしたものは、自宅にあるけれど何らかの理由で買い替えたい家電と考えられます。壊れたり古くなったりしたのかもしれないし、多機能だったり省エネだったりする便利な新製品が次々と登場しているため、最新のものがほしいのかもしれません。
一方で、4位「コードレス掃除機」、6位「ロボット掃除機(吸引タイプ、拭き取りタイプ)」、9位「マッサージチェア」などは、表1の結果では20位以下だったもの。他の項目と比べてランクアップしていることになり、人気が上がり需要が増えた家電と言えそうです。ほかにも「ホームベーカリー」が27位から11位に、「食器洗い機」が25位から13位に、「生ごみ処理機」が36位から22位にアップ。今後需要が伸びていくアイテムなのかもしれません。
反対に、表1では4位だった「扇風機」は27位に、8位だった「アイロン・衣類スチーマー」は30位に、13位「紙パック式掃除機(コードレスではない)」は29位に、順位が大幅ダウン。だんだん使われなくなってきていることがうかがえます。
時代の移り変わりにつれて生活家電が進化して様変わりし、さらに、ライフスタイルやユーザーが求めるものも変わっていくことが見えてきました。
重視するのはやはり「電気代」! 女性は「時短」「メンテナンス」もポイント
今度は、生活家電を買うときに価格以外で何を重視するかを聞きました。すると、「電気代が安い(省エネである)こと」が60.7%で堂々の1位。2位「長く使えること(耐久性)」37.3%、3位「メーカー・ブランドが信頼できること」35.8%、4位「日本製であること」24.8%と続きました。「電気代が安いこと」が6割と高く、日常的に使うだけあってランニングコストが安く“家計にやさしい”ことが最も重視されていました。
一方、2位以降に「長く使えること」「メーカー・ブランドが信頼できること」「日本製であること」が続いたのは“品質”が重視されていることの表れと考えられます。買い替えたい、新製品がほしいとは思っても、やはり家電は高い買い物。品質がよくて壊れにくく、長く使えるかどうかは重要なファクターであるようです。
男女差に注目すると、最も差が大きかったのが「電気代が安いこと」で、女性が男性を6.3ポイント上回りました。次いで差が大きかったのが、7位の「家事の時短になること」(5.3ポイント差)、5位の「メンテナンスが楽なこと」(4.9ポイント差)。いずれも女性のほうが高く、家計とともに、“家事が楽になること”への関心が高いことがわかります。一方、男性のほうが数値が高かったのは「長く使えること」(4.7ポイント差)や「新製品(バージョンが最新)であること」(1.3ポイント差)。それ以外の多くの項目で、女性のほうが数値が高くなっていました。生活家電を日常的に使うのは女性であり、便利な機能の恩恵を受けるのも女性、家計を預かるのも女性…と考えると当然かもしれませんが、購入時に厳しい目でチェックしているのも女性ということになりそうです。
一台で何でも調理! 最近の炊飯器・ベーカリー・レンジは超スグレモノ
最近買った生活家電で気に入っているところやお勧めのものなどを自由回答で聞きました。まずは、キッチン家電の調理器具編。炊飯器、ホームベーカリー、オーブンレンジやトースターは特に多機能化が著しいようで、「おいしく炊ける」「時短で省エネで便利」など、“買い替えてよかった”という声が多数。「電化製品の進化に感動」というコメントもあり、長く使い続けていたものを買い替えたところ、その便利さや進化のほどに驚いた人が多いことがわかりました。
“電気代が安い” “冷暖が速く効く” “ロボット掃除機は楽”…家電の進化を実感!
次は、キッチン家電の冷蔵庫編とリビング家電。冷蔵庫やエアコンなどの“大物”は、「びっくりするほど電気代が変わった」とあるように、“新しい製品は省エネ”という声が目立ちました。「容量が多い」「すぐに冷暖が効く」「自分で清掃」など、パワーや性能のよさも注目されているようです。ロボット掃除機やコードレス家電を評価する声も集まっていました。
こんな機能の生活家電がほしい…究極は“家事ロボット”
最後に、“こんな機能の生活家電があったら”と思うものを教えてもらいました。「階段の掃除をしてくれるロボット掃除機」など今ある最新家電の進化系と思われるものから、「自動的に調理してくれるマシーン」、洗濯・乾燥し「たたんで収納まで全自動でやってくれる機械」、究極は、あらゆる家事をこなす「AIロボット」まで、家事全般を任せたいという回答が多数寄せられました。今ある家電の性能の高さと進化の速度を思うと、そんな夢の“家事ロボット”が実現する日もそう遠くない気がします。
株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
From プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html
株式会社プラネットが発信しているニュースレターです。日用品に関する、旬なトピックスや意外な利用シーンなどをご紹介しています。
本件に関するお問い合わせ先
(感想や取り上げてもらいたいテーマなどもお寄せください)
株式会社プラネット 経営本部 経営企画部角田(つのだ)、岡田
Tel : 03-6432-0482 / E-mail : keiei@planet-van.co.jp
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