グローバル外為行動規範の導入により、NEX Marketsでは保留時間と取引拒否率が低下しました

NEX Markets レポート「グローバル外為行動規範：透明性と行動の変化」の主なポイント



【ロンドン、ニューヨーク、シンガポール、2018年9月4日】-本日、債券と外国為替（FX）市場で電子取引テクノロジー・サービスを提供するNEXグループのNEX Marketsは、2017年5月にグローバル外為行動規範（以下コード）発効以降、外国為替市場において行動や透明性が改善していることを示す新たなレポートを発表しました。

同社は、「グローバル外為行動規範：透明性と行動の変化」と題したレポートの中で、2 社間取引システムのEBS ダイレクトのプラットフォームにおいて、保留時間と取引拒否率が顕著に低下し、スプレッドの縮小が見られたと報告しています。これは、業界全体の透明性の向上と市場行動改善に向けた動きを示すものです。

EBSダイレクトの流動性供給者（以下LP）の上位10 社の平均保留時間は、18 ヵ月前の93ミリセカンド（1000 分の1 秒）から37 ミリセカンドと、61%短くなりました。コードの原則17により、この保留時間の減少は、多くの議論を呼んだラストルックの慣行を行う外国為替のカウンターパーティーが減っていることを示しています。また、本来の目的以外でラストルックが利用される可能性が低下し、カウンターパーティーとの関係性が改善し、より健全な市場環境が生まれていることも示唆しています。

同様に、同じ期間でLP上位10 社の拒否率の平均も5.3%から3.15%に低下し、当初の提示価格で執行されている割合が増えています。市場の流動性向上に加えて、コードがより効率的な取引への呼び水となったことを示しています。

NEXクオンツ・アナリティクスのような先進的なデータ分析に支えられたこのような情報から、コードで示されているベストプラクティスが実践されつつあり、外国為替取引の業界で行動の変化の風潮が高まってきていることが分かります。

NEX Marketsの最高経営責任者（CEO）のセス・ジョンソンは以下のように述べています。「過去18 ヵ月間、保留時間と取引拒否率がシンメトリックに減少していることで、コードが市場の開放性を拡大し、行動改善に向けて大きな変化をもたらしていることが分かります。業界のデータや分析結果の充実とともに、コードの原則に対する注目が高まり、執行の質、行動、および市場の透明性の向上が今後も期待できると考えています」。

発効後500社以上がコード遵守を表明しているものの、外国為替ホールセール市場において、まだ署名をしていない中小の参加者が何千社も存在しています。

NEX MarketsのFXのグローバルヘッドでプロダクト部門のヘッドでもあるティム・カートリッジは、「すべての市場参加者がコードを支持することが極めて大切です。これまでは中央銀行が、コードの推進と署名企業の拡大に非常に重要な役割を果たしてきました。これからは流動性を享受する参加者が流れを受け継いでいく番です。もし外国為替業界がこの機を逃せば、長期間の割高な実践コストのかかる規制が敷かれることになる可能性が非常に高いでしょう。すべての市場参加者がコードを遵守することによってのみ、全参加者にフェアで健全な外国為替取引環境を生むことができるのです」と述べています。

レポートの全文は、こちらからダウンロードすることができます。
http://www.ebs.com/

以上

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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000034610.html