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(2019/1/29)
カテゴリ:その他
リリース発行企業:住友商事株式会社
住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭誠之、以下「住友商事」)と四国電力株式会社(本社:香川県高松市 代表取締役社長:佐伯勇人、以下「四国電力」)は、GEエナジー・フィナンシャル・サービス(注 1) およびシャルジャアセットマネジメント(注 2)と共に、アラブ首長国連邦(以下「UAE」)シャルジャ首長国において、ハムリヤ・ガス焚き複合火力発電事業(以下「本件事業」)を実施することを決定し、2018年12月31日にシャルジャ首長国電力水庁(Sharjah Electricity & Water Authority, 以下「SEWA」)との間で長期売電契約を締結しました。
本件事業は、シャルジャ首長国で初となる大型火力発電事業であり、ハムリヤ地区に発電容量約1,800メガワットのガス焚き複合火力発電所を新たに建設します。2023年(予定)の商業運転開始後、23.5年間にわたり、現地に設立した事業会社を通じて発電所の運転・保守およびSEWAに対する売電を行うBOOT方式(注3)のプロジェクトです。
EPC(注4)コントラクターにはGeneral Electric(以下「GE」)を起用し、発電機器はGE製の最新鋭ガスタービンを採用します。熱効率が高くガス消費量やCO2等の排出レベルが極めて低い効率的な複合火力設備により、環境へ配慮した発電事業を実現します。
住友商事はUAEにおいて、現在操業中のシュワイハットS1造水発電所(発電容量:1500メガワット、海水淡水化(造水)日量:46万トン)、シュワイハットS3発電所(発電容量:1600メガワット)のマネジメントに携わり、保守・運営に関するノウハウを蓄積してきました。3件目となる本件事業を通じてUAEの電力安定供給に貢献します。
また、四国電力は、カタール国において、ラスラファンC発電・造水事業(発電容量:2,730メガワット、海水淡水化(造水)日量:29万トン)に、オマーン国において、バルカ3ならびにソハール2発電事業(発電容量:各744メガワット)に参画しており、中東地域で4件目となる本件事業に関しても、国内外の電気事業で培ってきた技術・ノウハウを活かして、着実な推進に貢献して参ります。
住友商事と四国電力は互いの強みを活かし、今後、電力需要の拡大が見込まれる国々において、環境負荷の低い高効率火力発電事業や再生可能エネルギー事業に積極的に取り組むことで、各国の経済発展に貢献すると同時に地球環境の保全に寄与していきます。
(注1) GE傘下のエネルギープロジェクト向け投資を行う組織。
(注2) シャルジャ首長国財務省傘下の投資企業。
(注3) BOOT方式:Build Own Operate Transferの略。事業会社が施設を建設、所有、一定期間管理・運営を行い、資金を回収した後、公共側に施設を譲渡する方式。
(注4) EPC:Engineering(設計), Procurement(調達), Construction(建設)の略。EPCコントラクターは、設計から建設に至る一連の工程を請け負う事業者。
<参考資料>
■発電所地図
■住友商事のマテリアリティ(重要課題)
住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、特に「地球環境との共生」「地域と産業の発展への貢献」および「快適で心躍る暮らしの基盤づくり」に資する事業です。
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