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[ 金融・商況 ]
(2016/2/24 05:00)
日銀がマイナス金利政策を導入して1週間となった。中堅中小企業の一部には金融機関から追加借り入れの打診が相次いでいる。利ざや圧縮を想定し、運用難に頭を抱える金融機関が貸し出しに動き出した格好だ。ただ、財務が健全な企業にとっては、足元の資金繰りに問題があるわけでないため、慎重な姿勢が目立つ。一方で借り入れしやすくなったのは確かで成長投資への期待もある。(マイナス金利取材班)(トッピクスに深層断面)
「こんなにも金利が低いなら、本社事務所を改装しようか」。広島県の食品製造販売会社の社長は冗談交じりに、こう漏らす。日銀のマイナス金利政策導入発表後、地元の銀行3行が借り入れを相次いで打診してきたからだ。以前から金利は低かったが、今回はさらに低い金利を競って提示してきた。
オオクマ電子(熊本市東区)の大隈恵治社長も、現在は資金調達の必要性はないものの、「銀行からの融資の話はけっこう来ている」と話す...
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(2016/2/24 05:00)
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