[ ロボット ]
(2016/6/21 05:00)
トヨタ自動車の人工知能(AI)研究開発拠点「トヨタ・リサーチ・インスティテュート」(TRI、米シリコンバレー)のギル・プラット最高経営責任者(CEO)は20日、報道各社の共同インタビューに応じ、緊急時のみAIが運転を支援する自動運転車を「2、3年内に実現したい」と語った。完全自動運転車については時期を明言せず「段階的に実現する」とした。
自動運転と並びAI研究成果の当面の出口と位置付ける屋内用ロボットについては「高齢化社会で必要。(今後)15年内に実現する」と述べた。TRIが米グーグル傘下のロボット開発会社などを買収するとの一部報道については「コメントできない」と答えた上で「常にパートナーを探しており、たくさんの企業と会話を持っている」と語った。
またトヨタ生産方式(TPS)へのAIの応用についても言及。部品から得るビッグデータを活用し「プロセスをもっと優れたものにできないか」とTPSの高度化に意欲を示した。
(2016/6/21 05:00)