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[ エレクトロニクス ]
(2016/12/7 05:00)
TDKは車載向け磁気センサーなどセンサー事業に約700億円の成長投資を実施する。2017年以降にM&A(合併・買収)で、ガスセンサーなどのセンサー技術を取得して品目を拡充。各種センサーを組み合わせた「複合センサー」も開発し、生産体制を構築する。今後、5年以内にセンサー関連の売上高を現状の約3倍の2000億円まで引き上げる。米クアルコムに事実上売却する高周波部品事業の次の柱として、センサー事業を育成する。
成長投資の原資は、17年1月に米クアルコムと設立するスマートフォン向け高周波部品の合弁会社の持ち株を、会社設立後に売却して調達する。TDKは持ち株をクアルコムに売却できるオプションを保有しており、オプションを行使することで最大約30億ドル(約3600億円)の資金を調達できることから、使途が注目されていた。
持ち株の売却で得る資金の第1弾は1300億円を見込む。全てを今後の成長戦略製...
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(2016/12/7 05:00)
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