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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/1/11 05:00)
東レは2017年度から3カ年の中期経営計画で、炭素繊維や電池用部材を中心に設備投資額を積み増す。3年間の設備投資額は5000億円規模と、現中計に比べ約1000億円の増額となる見込みだ。成長分野への投資を厚くし、収益基盤を強固にする。
次期中計は1月末に最終決定し、2月上旬に公表する。検討する設備投資額5000億円規模のうち2000億円を既存設備の更新などに充て、残りの3000億円を新規投資分とする方針だ。
新規投資分の詳細は調整中だが、需要が急拡大する炭素繊維やセパレーター(電池用絶縁体)、ポリプロピレン(PP)長繊維スパンボンド、エアバッグなどの設備投資を厚くする見込み。日覚昭広社長は「有望分野への積極的な設備投資は堅持するため、積み上げ分を考えると(投資額は)増える」としている。
新興国の台頭による価格競争激化や、治療方法の変化による需要減で、衣料用素材や医薬品などは苦戦が続いて...
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(2017/1/11 05:00)
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