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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/4/26 05:00)
日産自動車は25日、スポーツブランド「NISMO(ニスモ)ロードカー」事業を拡大すると発表した。車種の拡充とともに販売地域の拡大も進める。これに伴い、商品の企画・開発を一括で担う専門組織を、特装子会社のオーテックジャパン(神奈川県茅ケ崎市)内に設立した。2020年代前半に、年間10万台以上の販売(現在1万5000台)を目指す。
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「グローバルでニスモブランドを高めていく」。オーテックジャパンの片桐隆夫社長は25日に開いた会見で、海外を中心とする今後の世界展開に力を込めた。ニスモロードカーは現在、スポーツカー「GT―R」や多目的スポーツ車(SUV)「ジューク」など計7車種で構成し、日本や欧米で販売している。今後は電気自動車(EV)やピックアップトラックでもニスモブランド車を展開し、22年に車種数を現在比2倍以上に増やす。
顧客との接点拡大に向け、販売網も強化する。ニスモ専用の展示スペースや専門スタッフを抱える販売拠点「日産パフォーマンス・ディーラー」を、国内で現在の22店舗から22年に40店舗に増やし、欧米を中心に海外でも展開する。顧客向けにレーシングドライバーによる走行講習会や交流イベントも開く。
また、従来は日産グループ内で車種ごとに異なっていた企画・開発機能を集約し、新組織「ニスモカーズ」を4月1日付で発足した。日産グループの関連人材50人で構成。一つの組織に専門人材と知識を集約することで、企画や設計、開発ノウハウの蓄積に加え、新商品開発の迅速化を図る。
日産グループにおけるニスモブランドについて、片桐社長は「日産の車の魅力とブランドイメージを高める使命を持つ」と重要性を強調する。ニスモブランド車の商品群と顧客基盤拡大を通じ、日産グループの成長につながる役割も期待される。
(2017/4/26 05:00)
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