富士フイルム、新型ミラーレス「Ｘ‐Ｅ３」発売−シンプルな操作性にこだわり

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  新型ミラーレス「Ｘ−Ｅ３」を持つ古森会長

富士フイルムは７日、シンプルなデザインや操作性にこだわった新型ミラーレスカメラ「Ｘ―Ｅ３」を２８日に発売すると発表した。内蔵フラッシュを廃止するなど、最小限の機能に絞った。ボディーの重さは３３７グラムで、Ｘシリーズで最軽量を実現した。「そっと被写体に近づき、シャッターを切る。写真の原点に近づくカメラ」（飯田年久光学・電子映像事業部長）という。ユーザーの裾野の拡大を狙う。

Ｘ―Ｅ３はＡＰＳ―Ｃサイズの画像センサーで、有効画素数は約２４３０万画素。「画質には一切妥協していない」（同）。タッチパネルで感度を調整するなど、片手で簡単に操作できるようにした。高解像度の４Ｋ動画も撮影できる。フラッシュは外付けできる。想定価格は１１万５０００円（消費税抜き）。

同日都内で開いた会見に古森重隆会長が登壇し「写真を愛する全ての人が決定的瞬間を最高の画質で残せる」と語った。２０１８年度にデジタルカメラ事業で売上高１０００億円を目指す。