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[ 商社・流通・サービス ]
(2017/10/2 05:00)
国内大手ハンガーメーカーが、スマートフォン用アプリケーション(応用ソフト)でアパレル支援―。
シンコハンガー(大阪市東住吉区、新子政友社長、06・6793・0971)は、来店客が購入を悩んだ末、購入を止めた衣服について、後から気軽に店へ注文できるスマホアプリを開発した。購入断念後にありがちな「買っておけば良かった」という後悔をなくし、販売を支援する。インターネットを介した衣服の購入が増える中、実店舗の活性化を後押しする。
スマホアプリは「コレとって!」で、取扱説明書の編集ソフトを開発するコシダアート(同浪速区)と開発した。アプリを用いた店舗向け販売支援システムを2日に発売する。初期導入費は3万円(消費税抜き)、アプリ運営料は1店舗当たり月1万円(同)。販売目標は年2200万円。
来店客は店舗でアプリをダウンロードして、欲しい衣服を試着し、商品タグとセットで撮影してアプリに登録する。その場で購入しなくても、後日アプリを通じて衣服の取り置きや取り寄せを依頼し、店舗で購入できる。
店側は試着客を「購入見込み客」として囲い込める。アプリ内でセール情報を配信するなどして、来店者を増やす施策として活用できる。
今後、顧客情報などのビッグデータ(大量データ)を用い、衣服の好みや動線の分析サービスも検討する。
(2017/10/2 05:00)