(2022/4/28 05:00)
1979年の第2次オイルショックを受けて誕生した「省エネルック」。スーツの上着やワイシャツを半袖・開襟としたスタイルで、大平正芳内閣(当時)が提唱した。半袖スーツは羽田孜氏らも愛用したが、浸透はしなかった。
節約志向の省エネルックに対し、2005年に登場した「クールビズ」は環境対策。東京都の小池百合子知事が環境相時代、摂氏28度C以上の室内に対応できる軽装を呼びかけ、こちらはすっかり定着した。
東日本大震災と原発事故が起きた11年を受け、翌12年に登場したのが「スーパークールビズ」。ポロシャツやアロハシャツ、かりゆしなどの着用が許されている職場もある。
資源高にウクライナ情勢が重なり、高原状態にあるエネルギーコスト。今夏は電力需給も予断を許さない。東京都はこのほどクールビズの考え方に、省エネ・再生可能エネルギー機器の導入なども職場・家庭に呼びかけるキャンペーンに着手した。
夏に向けてマスクがうっとおしい。欧米ではマスク着用が緩和される方向だが、日本では難しそうだ。行動規制がなくなった大型連休後の感染状況を気にしつつ、マスクを手放せない日が続く。首から下のクールビズに努めよう。
(2022/4/28 05:00)
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