(2024/1/15 17:00)
15日の東京株式市場は日経平均株価が一時3万6000円を回復し、取引時間中として1990年2月以来約34年ぶりの高値となった。バブル期後の最高値を5営業日連続で更新し、高水準を維持している。
米連邦準備理事会(FRB)による2024年の利下げ織り込みにより、株式の割高感が薄れ、日本株の上昇を後押ししている。ドル円相場は前週から1ドル=144―145円台とやや円安で、輸出関連株の買いにつながった。
日本市場は半導体の主要銘柄が堅調。イオンやローソンなど小売関連は好決算を受けて投資家心理が和らぎ株価を押し上げた。3月の春季労使交渉(春闘)に向けて、日経平均は上昇基調を崩さない傾向となっている。
日経平均は11日、約34年ぶりに3万5000円台を回復したばかりだ。野村証券の西哲宏執行役員は「海外投資家の買いが強まっている」とし、今後は「上振れれば4万円の可能性はある」とみている。
(2024/1/15 17:00)
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