インタビュー／ＮＴＴコミュニケーションズ社長・丸岡亨氏 連携で固定・携帯サービス融合

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ＮＴＴコミュニケーションズ（ＮＴＴコム）がＮＴＴコムウェアとともにＮＴＴドコモの子会社となって２年がたった。ＮＴＴコムが強い法人向け固定通信とドコモの携帯通信、ＮＴＴコムウェアのソフトウエア開発・運用を生かした“ドコモコムコム”の成果を丸岡亨社長に聞いた。

―どのような連携効果が出ていますか。

「顧客企業にワンストップで固定通信と携帯通信が融合したサービスを提供できる効果が出ている。当社が手がけてきた企業向けＩＴシステムに加え、ドコモの第５世代通信（５Ｇ）やＩｏＴ（モノのインターネット）などの携帯通信、スマートフォン向けアプリケーション、クラウド基盤などを組み合わせて一括提供する統合ソリューションが伸びてきた」

―ドコモとの連携で今後期待することは。

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「ＩｏＴ関連サービスに加え、地方での売り上げをどれだけ伸ばせるかが２０２４年のポイントとなる。当社は東名阪など大都市圏に支社があったが、地方に拠点がなかった。地方に強いドコモで法人ビジネスに携わっていた社員約６０００人が当社に移ってきたが、彼らを中心に中小企業向けパッケージビジネスを伸ばしていく」

―中小企業のデジタル変革（ＤＸ）支援を強化できそうです。

「事務関連など業界横断型のほか、業界特化型のパッケージを用意する。業界特化型は製造業や運輸業向けのパッケージから、業界横断型は経理・会計向けのＤＸパッケージから提供を始めたい。サービス導入前・導入後のサポートに加え、ＩＴ導入補助金を受けるための支援サービスも行っていく」