(2024/3/5 12:00)
加賀電子は社員の健康増進を目的に2023年春、本社ビル(東京都千代田区)に社員向けのジムを開設した。フィットネス機器メーカー、ドイツEGYM(イージム)のトレーニングマシンを含めた、さまざまな器材をそろえる。事業所内にジムの設置を検討する顧客向けのショールームの役割も果たしており、外販も目指す。
ジムは本社3階に設置した。腹筋や背筋、太ももなどの筋肉を鍛える器材や有酸素運動を促すランニングマシンなど計16台を設置。個人に合わせたトレーニングを自動で提案するイージム製マシンは6台用意する。
リストバンド状の無線識別(RFID)タグの活用で最適なメニューの提案を実現する。タグに身長や体重といった情報を登録した後、器材にかざすことで負荷を自動で設定してくれるという。タグへの登録をしなくてもジムは利用できる。
加賀電子グループの全社員が利用対象となる。直近の登録者数は約220人。1日当たり約30人が訪問する。始業前や終業後、昼休みの休憩時間帯での利用が多いが、就業時間内でも利用可能。ジム内には更衣室も設けており、年齢や性別、部署を問わず利用が進んでいる。
石原康広上席執行役員管理本部長は「社員からの(ジムへの)評判は良い」と手応えを語る。利用促進のため、外部トレーナーを招き、器材の使い方などを解説する説明会を開催してきた。これまで約180人が参加したという。ジム開設の効果に関しては「少しずつ見えてくるのではないか」(石原氏)と期待する。
ジムに設置する器材は、加賀電子の子会社である加賀スポーツ(東京都千代田区)が企業や学校法人向けに提案、販売する。加賀電子のジムにも複数の顧客を案内しているといい、採用につなげたい考えだ。将来的には、他拠点への横展開やストレッチといった筋力トレーニング以外の活動もできる環境の整備も検討する。
(2024/3/5 12:00)
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