女性リーダーの気持ち/ SCSK atWillコンサルティング部副部長・澤入明奈氏 「若手の挑戦支えたい」

(2024/7/30 12:00)

2009年に入社し、エンジニアとして製造業向けのシステム開発に携わりました。15年ごろからは当社が開発した生産管理システム「atWill」の主管部署でプロジェクトマネージャ(PM)などを務め、22年に課長になりました。24年4月からは副部長を兼任し、PMのほかに、事業展開の戦略策定や部下の育成などを担っています。atWillの営業や導入、保守、製品開発を担う約100人のメンバーがいます。

atWillは主要な機能を業務テンプレート(ひな型)として提供。顧客の業務にシステムを合わせられます。プログラミングに精通していなくても構築できる「ローコード開発」も強み。カスタマイズや機能追加を顧客が容易に行えます。

atWill事業はクラウド型統合業務パッケージ(ERP)「ProActive」事業と4月に統合しました。両製品を融合してもっと良い製品を作るために奮闘中です。

製品の魅力向上はもちろんですが、メンバーの知見がシステム品質の向上と製品普及の後押しになります。atWillに関する社内認定資格を作り、教育カリキュラムを整備しています。スキルの可視化に加えて、メンバーのモチベーション向上にもつながります。皆の成長を感じると私もうれしいです。

atWillコンサルティング部は女性が約2割。メンバーが産休や育休に入る際は積極的に支えます。産休に限らず、急に休みが必要になるケースは誰にでもあるので、1人がボトルネックにならない体制の整備を進めています。

最近の若手はすごく優秀ですが「力を付けてから挑みたい」というように慎重な印象を受けることも多いです。私自身は「早くリーダーがやりたい」と思っていたタイプでした。挑戦できたのは、当時の上司が支えてくれたから。立場や役割が人を育てる側面は大きいと思います。ぜひ、「やってみよう」と挑戦してほしいし、私も皆の挑戦を支えられる存在になりたいです。

(2024/7/30 12:00)

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