(2024/10/18 17:20)
体感型で生活改善促す
富士通と帝京大学冲永総合研究所は、実世界とデジタル空間を融合するXRや空間コンピューティング、生成人工知能(AI)などを活用し、自身の体内の状態を深く理解して生活習慣の改善をサポートするUXプラットフォーム(体感型インターフェース基盤)の共同研究を始めた。期間は2025年1月末まで。
健康診断の受診結果から生活習慣の改善が必要とされた受診者が、保健師と面談する際や面談後にUXプラットフォームを活用。内臓や骨格などの体内の様子をデジタル空間上に再現し、健康課題が潜んでいる箇所を直感的に示すことで、生活改善に向けた健康意識と行動変容にどのような影響を与えるかを検証する。
また、生成AIを搭載したAIヘルスケアサポーターのアバター(分身)を作成し、生活習慣の改善に向けたフォローアップを行う。これにより、受診者のヘルスケアに対する意識向上などへの影響も検証する。
生活習慣病は高齢者層だけでなく、若年層でも増加傾向にあり、生活習慣の改善による重症化予防が課題となっている。生活習慣の改善は個人が健康に対する興味や関心を持ち、自らの意思で行動を変えることが必要。共同研究では生活習慣の改善を必要とする受診者が行動変容を起こすためのアイデアなども抽出する。
(2024/10/18 17:20)
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