2025春闘/ものづくり産業労働組合、ベア「1万5000円以上」要求方針

(2024/12/4 17:00)

  • 2025年春闘方針を説明するJAMの安河内会長(4日、都内)

機械や金属など中小製造業の労働組合を中心に構成するものづくり産業労働組合(JAM)は4日、2025年春季労使交渉(春闘)で、基本給を底上げするベースアップ(ベア)の要求基準を「月1万5000円以上」とする方針案を発表した。24年の要求より3000円増え、1999年の結成以降、過去最高となる。安河内賢弘会長は規模間格差が拡大している現状を重く見て「中小が主役の春闘にしなければならない」と訴えた。

定期昇給分を合わせた要求基準は「月1万9500円以上」となる。25年1月21日の中央委員会で決定する。

24年春闘ではJAM全体で8030円のベアを獲得したが、300人未満の組合は7376円にとどまった。社会的な賃上げ機運の高まりを追い風に積極的な要求や成果獲得につなげた一方で、「この2年間で大手と中小の賃金格差が1万円以上に開いてしまったことは痛恨の極み」(安河内会長)と厳しい現状認識を示した。

25年方針では「格差拡大を許さない賃上げ定着」を掲げる。価格転嫁、取引適正化に全力を挙げる構えだ。

(2024/12/4 17:00)

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