米ＧＥ、鉄道事業から撤退検討

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  米GEのペンシルベニア州エリー工場で組み立てられるユニオン・パシフィック鉄道機関車（ブルームバーグ）

米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）が鉄道事業からの撤退を検討していることが明らかになった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（電子版、ＷＳＪ）が、複数の関係者の話として報じた。報道によると、経営の合理化に取り組むフラナリー最高経営責任者（ＣＥＯ）は今後２年間で２００億ドル（約２兆２７５０億円）超相当の資産売却を計画しており、撤退はその一環。ＧＥは鉄道事業について、他社との提携やスピンオフ（分離・独立）のほか、売却も選択肢として検討しているという。ＧＥは鉄道部門で貨物用のディーゼル機関車などを製造しているが、近年は需要が低迷。２０１７年１―９月の同部門の売上高は前年同期比８％減、利益は１５％減となっている。１６年のＧＥ全体の売上高に占める比率は４％弱だった。（ニューヨーク＝時事）