[ 機械 ]
(2017/11/9 05:00)
【京都】魁半導体(京都市下京区、田口貢士社長、075・204・9589)は、粉粒体の表面にプラズマ処理を施す大容量粉体大気圧プラズマ装置「LLPP」を発売した。真空状態や水中ではなく、大気圧中での処理を可能にしたことが特徴。
消費税抜きの価格は360万円から。初年度に10台の販売を目指す。
LLPPは容器下部からプラズマを含んだガスを供給し、容器内の粉粒体が液体のような挙動を示す流動床状態をつくる。粒子間に生まれた空間にプラズマガスが入り込み、従来の撹拌操作では不十分だった均一な表面処理・改質を可能にする仕組み。
粒子サイズは20マイクロ―30マイクロメートル(マイクロは100万分の1)に対応するが、さらなる微小化も追求する。電池用炭素の処理や顔料向けなどの用途を中心に提案する。
(2017/11/9 05:00)