第61回技能五輪全国大会、トヨタが9職種で「金」

愛知県国際展示場（愛知県常滑市）など１３会場で開かれた「第６１回技能五輪全国大会」が２１日閉幕し、結果が発表された。４１職種、１０１０人の参加者のうち企業別ではトヨタ自動車が９職種で金メダル（厚生労働大臣賞）を獲得、デンソーの５職種がこれに続いた。また愛知県は１９大会連続で最優秀技能選手団賞（厚生労働大臣賞）に輝き、これに次ぐ優秀技能選手団賞には東京都、神奈川県、兵庫県が選ばれた。今大会は４年ぶりに入場制限なく開催され、会場は熱気に包まれた。

トヨタの金メダル数は前回大会の５職種を大きく上回り、「試作モデル製作」で２２連覇、「ＩＴネットワークシステム管理」は１６連覇を達成。あらためて人材の豊富さを見せつけた。閉会式で愛知県の大村秀章知事は「次世代の良き手本として、特技をしっかり引き継ぐことを期待する」と述べた。さらに愛知県は２４年、２５年と３年連続で全国大会の開催地となる。「大いに盛り上がる大会となるようしっかり準備を進める」と意欲を示した。

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