キリンビバ、オフィスに置きパン提供 提携で健康経営支援を拡充

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  キリンビバレッジ新規事業開発室長・新谷眞介氏

キリンビバレッジは健康経営支援サービス「キリン　ナチュラルズ」で、パンフォーユー（群馬県桐生市、矢野健太社長）と業務提携し、冷凍パンの提供を始めた。企業の健康課題に対し健康コンテンツや健康飲料の置き型サービスを展開。さらに従業員の朝食欠食の問題解決に手軽なパンを提供する。現在は首都圏が中心だが、今後は国内主要都市に拡大する。サービスを手がける新谷眞介新規事業開発室長に提携の狙いや今後の展開について聞いた。

―パンフォーユーと提携した狙いは。

「ナチュラルズで企業の健康課題ニーズに対し健康セミナーなどコンテンツを提供している。従業員の健康増進のためオフィスにスムージーなどの健康飲料を配置するサービスもある。企業では朝食を抜いてしまう従業員もいるため、軽食で補いたいとするニーズがある。そこで手軽なパンの提供をメニューに加えた」

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  冷凍パンを保存する専用冷凍庫（右の黒色）と健康飲料用のショーケース（左斜め上部）

―冷凍パンを提供するのはなぜですか。

「パンフォーユーは地域のパン屋さんの商品を冷凍技術で全国に拡販するモデル。小規模事業者の課題を解決するとともに、ユーザー企業の健康に資するためＣＳＶ（共有価値の創造）につながる。冷凍パンは専用冷凍庫を使い保存性に優れるため、朝食に限らずにランチなど好きな時間に軽食を取れる」

―サービスの拡充を検討していまか。

「先行きは低糖質といった健康志向のパンのメニューを増やすことを検討する。また、企業では従業員がリモートワークするケースが増えており、在宅社員向けにもこれらのサービスを提供する方法を検討する予定だ」