11月の鉱工業生産、0.9%減 自動車など11業種低下

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経済産業省が２８日発表した１１月の鉱工業生産指数（速報値、２０２０年＝１００）は前月比０・９％減の１０４・０となり、３カ月ぶりの低下となった。自動車工業や電気・情報通信機械工業など多くの業種で低下した。基調判断は「生産は一進一退」に据え置いた。

全１５業種中、１１業種で低下、４業種で上昇した。自動車工業では同２・５％減だった。品目では小型乗用車が同９・３％減、自動車エンジンが同２・４％減となり、主な低下要因となった。これまでの上昇の反動を受け、低下した。電気・情報通信機械工業は、半導体・ＩＣ測定器の受注減少の影響で同３・５％減だった。

一方、生産用機械工業は半導体製造装置などの生産が伸び、同１・６％増だった。

今後について、経産省は「引き続き海外経済の動向について注視が必要」とした。

企業の生産計画を示す製造工業生産予測指数（２０年＝１００）は１２月が前月比６・０％の上昇、２４年１月は同７・２％の低下を見込む。