(2024/2/20 12:00)
【Q】メンバーの基本ミス対策
最近、チームの一人が基本的なミスを繰り返しており、これが致命的な問題に発展する前に防ぎたいです。具体的にどのような対策を講じればよいでしょうか。(岐阜県)
【A】意思に頼らない仕組みを
ミスを減らすためには、個々の意思だけに依存しない仕組みを作ることが重要です。「気をつけましょう」と伝えるだけでは、対策としては不十分です。これは相手に「任せる」ではなく、マネジメントしていない「放置」の状態です。仕事量が増え、意思に頼ると、ミスが出やすくなります。そのため、必要な時に注意を喚起する仕組みが必要です。まずは定期的な声がけ、目につく場所へのメッセージ掲示など、日常業務中に常にミス防止を意識させる仕組みを確立しましょう。これにより、メンバーが自然とミスを防ぐ習慣を身につけることができます。
作業プロセスの見直しも必須です。「やるのが当たり前」と思考停止せずに、なぜこの作業が必要なのかを明確にしましょう。その上で、ワークフローの簡素化、チェックリストや自動化ツールの導入などを検討しましょう。加えて、質問や確認を促す文化を育てることも大切です。メンバーが疑問を持ったときに安心して声を上げられるようにするためです。
教育プログラムの充実も求められます。外部の研修やワークショップ、社内勉強会を活用して、メンバーのスキルアップを図ることで基本的なミスを減らせます。また、チーム内での作業確認を促したり、経験豊富なメンバーとペアを組んだりメンターシップ制度を取り入れたりすることで、メンバーの新しい知識の習得と実践スキルの向上を促進します。
最後に、フィードバックの重要性も忘れずに。ミスだけではなく、改善と成功に対してもその事実を認識し、積極的に褒め、自己成長を促しましょう。
(2024/2/20 12:00)
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