交通事故の危険度、AIで可視化 KDDI・トヨタが今春提供

(2024/2/20 17:00)

KDDIとトヨタ自動車は20日、道路上の危険を人工知能(AI)で分析し可視化するシステム「危険地点スコアリング」の提供を2024年春に始めると発表した。両社が持つ人流や車両などのビッグデータ(大量データ)と、過去の事故情報などのオープンデータを組み合わせて交通事故の危険度を数値化し、事故の未然防止に役立てる。

  • 交通事故の危険度を数値化し、事故の未然防止に役立てる(イメージ)

同システムは約10メートル四方単位で危険度をリスクの高さごとに色分けをし可視化する。KDDIの人流情報とトヨタの車両情報、道路特性や交通事故発生件数などの公開情報をAIで分析。交通事故の危険度をスコアリングする。自治体などに提供する。

20日に都内で開いた説明会で、KDDIの門脇誠執行役員経営戦略本部長は、自動車へのテレマティクス提供やコネクテッドカー(つながる車)向け通信基盤の提供など実績を上げつつ「付加価値を伸ばし、安心・安全で便利な社会インフラを作っていきたい」と語った。

両社は20年から「つながるモビリティー社会」の実現に向け共同で取り組んできた。第5世代通信(5G)やAI、先進安全などをつなげるためのサービス・技術・情報基盤を基に、「安全・安心なモビリティー社会の実現」「グリーンなモビリティー社会の実現」「モビリティー体験価値の拡張」をテーマに取り組みを進めている。

(2024/2/20 17:00)

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