(2024/3/28 17:00)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、小型の月着陸実証機「SLIM(スリム)」が2回目となる極寒の月の夜を越える「越夜」に成功し、再び月面の観測を実施したと発表した。26日から2回目の機体再起動に向けた復旧運用を開始し、27日に地上局へスリムから応答があった。取得データから一部の温度センサーやバッテリーに不調が見られるが、1回目の越夜で確認した主要機能は2回目の越夜でも維持されているという。
月面での夜は約14日間で表面温度はマイナス170度Cになり、昼は100度C以上になる。スリムは越夜に対応した設計にはなっていないが、極寒と灼熱を2回乗り越えた。太陽電池で発電できる昼の数日間でスリムに搭載したカメラで月面の観測を実施する。
(2024/3/28 17:00)
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