産業春秋/「夏の甲子園」は持続可能か?

(2024/8/8 05:00)

第106回全国高校野球選手権大会が7日、阪神甲子園球場で開幕した。開場から節目の100年に当たる。始球式を務めた作新学院OB・江川卓氏の高校時代の活躍はリアルタイムで観(み)ていないが、逆転のPL、やまびこ打線の池田を懐かしく思い出す。

今大会から暑さ対策のため試合を朝・夕に分ける「2部制」が導入された。1日3試合とした開幕から3日間の限定で、1日4試合の日はこれまでと同様に気温が高い時間帯でも試合を行う。4試合目の終了が深夜になりかねないためだ。

日本高校野球連盟は、高校野球の公式戦に「7イニング制」を導入するか検討を始めた。暑さ対策や選手の健康に配慮した対応だ。賛否両論だが、1日4試合の日にも2部制を導入しやすくなる。

7日の開会式で智弁和歌山の辻旭陽主将が選手宣誓した。「この先の100年もここ甲子園球場が聖地であり続けること、僕たち球児の憧れの地であり続けること」が僕たちの夢だと語った。

投手への球数制限、10回からのタイブレーク開始、クーリングタイムの導入などに続き、2部制が試験的に導入された。この先100年を見据えた、持続可能な高校野球のあり方を模索する大会にもなる。

(2024/8/8 05:00)

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