(2024/12/3 12:00)
「私がやります」と自分から申し出て、管理部マネージャーになりました。当時上長だった管理部の部長の退職で、会社は外部から採用しようとしました。その上長は「君はやれると思うよ。頑張ってみたら」と背中を押してくれた。手をあげた動機はシンプルです。人が来ないのなら自分が務めようと思ったからです。
その後、社長に話し合いの場を設けてもらい、管理部門の心得や考え方を教わりマネージャーとして動き始めました。2008年のことです。その後ステップアップしてゼネラルマネージャーになりました。初めて部下ができた当初の私は、ついつい自分一人で仕事をこなす癖が残っていました。部下ができると、どのように仕事を教え、マネジメントし、成長させていけばよいのか最初は不安でした。そこが最も苦労した点です。
しかし、部下とのコミュニケーションの頻度を高めることで解決の糸口が見えてきました。指導のポイントや、将来をどう描いて育成していくかの気付きを得ました。先輩だからこその謙虚さも必要です。当たり前のことですが自分が経験を積んで分かったことを他人がすぐに理解できるとは限りません。
社員が公平に会社のルールの恩恵を受けられるようにする私の提案が社内規定に反映されました。より経営に近い目線で社内の改善や改革を進められました。管理職について良かったと感じました。
管理職はまだまだ男性の比率が高いですが、営業部門にも女性マネージャーがいます。学歴や性別は関係ないという社長の考え方が社風にあり、女性の立場が弱いと感じたことはありません。職務の中でやるべきことをきちんと主張できます。
後輩、特に女性社員には、やりたいことがあったらどんどん手を挙げてほしいです。やる気がある後輩には、今度は私が背中を押してあげたいと、そういう立場でいたいと考えています。
(2024/12/3 12:00)
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