3日の日経平均、続伸し一時900円超高 米利下げ観測で半導体上昇

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  日経平均株価は続伸した(3日午前、東京都中央区)

３日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日からの上げ幅は一時９００円を超えた。午前の終値は前日比６６７円０４銭高の３万９１８０円０６銭で、心理的節目の３万９０００円を６営業日ぶりに上回った。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が１２月の会合で利下げを決めるとの見方が広がり、米景気の改善期待から楽観姿勢に傾いた海外投資家などの買いが日本株にも波及。半導体関連銘柄が軒並み上昇し、相場を押し上げた。

２日（現地時間）発表の１１月の米製造業景況感指数は市場予想を上回った。同日にはＦＲＢのウォラー理事が「追加利下げを支持する立場に傾いている」と発言。２日の米ナスダック総合株価指数は最高値を更新した。

米株高の流れを受け、東京市場でも短期筋による株価指数先物への買いが強まった。年金積立金管理運用独立行政法人（ＧＰＩＦ）による日本株の組み入れ比率引き上げへの期待も相場を押し上げた。