25年春闘/金属労連、ベア「月1万2000円以上」要求方針 最高水準

(2024/12/3 17:00)

  • 25年春闘方針を説明する金属労協の金子議長(3日、都内)

金属労協は3日、2025年春季労使交渉(春闘)でベースアップ(ベア)の統一要求額を「月1万2000円以上」とする方針を決めた。「月1万円以上」とした24年春闘を上回り、1998年に従来の定期昇給込み要求からベア要求に転換して以降、最も高い水準となる。金子晃浩議長は2025年について「日本経済の好循環安定の分岐点にある」と述べた。

金属労協は自動車や電機など五つの産業別組織(産別)で構成し、組合員数は約200万人。春闘相場形成への影響力が大きい。24年交渉の獲得実績は7月時点で9055円と、23年の獲得額5391円を3664円上回った。

ただ、規模間格差は拡大傾向にあり、金子議長は「看過できないレベルにある」との認識を示した。このため中小労組の交渉環境整備に取り組むとともに、原資確保に欠かせない価格転嫁を「サプライチェーン(供給網)の課題」と位置付け、「産業を持続可能なものにしていくためにも経団連とも連携しながら力強く進めていきたい」とした。

(2024/12/3 17:00)

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