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[ 政治・経済 ]
(2016/1/20 05:00)
中国国家統計局が19日に発表した2015年の実質国内総生産(GDP)成長率は7%に届かず、6・9%だった。08年のリーマン・ショックや97年のアジア通貨危機でも7%以上を死守し、6%台の低成長は天安門事件直後の90年(3%台)以来、25年ぶり。中国経済の停滞と原油安が世界経済に負のインパクトを与えている。
ただ、中国政府が「新常態」を打ち出し、安定成長へと軌道修正をはかる移行期に入ったなかでの6・9%という数値は予想どおりとの声もある。
15年の産業別の成長率は第1次産業が3・9%、第2次産業が6・0%、第3次産業が8・3%で、農業と工業が停滞した。
中国は頼みの輸出が15年に前年比2・8%減と苦戦。同じ15年には内需の柱の一つ、分譲住宅の販売床面積が同6・5%増まで持ち直すものの、新設住宅着工床面積が同14・6%減と低迷。「住宅販売は在庫を取り崩しているだけ。GDPには寄与しな...
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(2016/1/20 05:00)
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