英アヴィバ、製造業DX支援基盤提供 他社データシステム統合

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  英AVEVA　キャスパー・ヘルツベルクCEO

産業用ソフトウエアを手がける英ＡＶＥＶＡ（アヴィバ）は、製造業のデジタル変革（ＤＸ）支援を強化している。製造や事業運営に関わる多様なデータを統合し、戦略的に活用するためのプラットフォーム（基盤）開発に力を注ぐ。国内外の戦略について、キャスパー・ヘルツベルク最高経営責任者（ＣＥＯ）に聞いた。

―ソリューションの特徴は。

「設計、構築、オペレーション最適化などライフサイクル全体に対応できるソリューションを有する。自社製品だけでなく他社のソフトを含めた全てのデータを統合し活用できるプラットフォームを提供できる点が特徴だ。多様なソリューションから得られるデータを組み合わせ、新たな価値を提供することを目指す。そのためにはパートナーやソフト企業などとの協業が重要だ」

―日本事業での協業方針は。

「顧客を通じたパートナーシップを重視しているほか、国内のシステムインテグレーター（ＳＩｅｒ）などとも協業している。化学やエネルギーなど既存のソリューションで実績のある分野で足場を固めてきた。今後は再生可能エネルギーや公益事業分野でも拡大を目指す。その他の製造業、ライフサイエンス分野でも製造管理や品質管理の最適化などで協業による価値を提供できると考えている」

―今後の方向性は。

「さまざまな情報やシステムをつなぎ、立場を超えて同じデータを使える環境をつくることがＤＸを成功に導く。データ分析やアプリケーション・サービス・プロバイダー（ＡＳＰ）、ＳＩｅｒなどのパートナーと連携を深め、イノベーションを加速させたい」

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  資産や操業状態、工場計画などさまざまな情報を一元化し、同一基盤からアクセスできる（プラットフォームのイメージ）