ベネッセコーポなど、生成AI活用で新団体 産業競争力を向上

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  ＧｅｎＡＩ発足で会見する宮田代表理事

ベネッセコーポレーション、ウルシステムズ（東京都中央区、横山芳成社長）は１７日、共同発起人として生成人工知能（ＡＩ）の活用を推進する「Ｇｅｎｅｒａｔｉｖｅ　ＡＩ　Ｊａｐａｎ（ＧｅｎＡＩ）」を設立したと発表した。生成ＡＩ活用を通じて日本の産業競争力を高める狙い。代表理事には慶応義塾大学医学部の宮田裕章教授が就任した。企業のほか、団体、研究機関などとも連携する。

新団体の理事には日本マイクロソフト、ＡＷＳジャパン、グーグルクラウド、日本オラクル、松尾研究所などから１７人が就任。発足時の参加表明企業は１６社。

生成ＡＩについて教育の枠組みや生成ＡＩを前提にした職種定義、複数社・団体による協業などを課題に設定。研究会やイベントを通じ、①先端技術の共有と連携②ビジネスユースケースの共有と実装支援③Ｌａｂを起点にした共創・協業④教育・学び⑤生成ＡＩ活用のためのルール作り・提言―の五つを軸に活動する。

日本マイクロソフト、デロイトトーマツグループなどの研究施設に「ＧｅｎＡＩ　Ｌａｂ」を設置するほか、最新情報を共有。企業の教育プログラムの検討・開発などを支援する。生成ＡＩ活用の事例などを共有して情報提供する。国や公的機関への提言も行う。

同日に麻布台ヒルズ（東京都港区）で開かれた記者会見で宮田代表理事は「分野を超えて集まり、多様な未来につなげていきたい」とした。