(2024/3/29 17:00)
経済産業省は29日、エネルギー価格の高騰によるコスト負担の増加を緩和する激変緩和措置について、5月以降の方針を決めた。4月末までを期限としていたガソリンなどの燃料油については、中東情勢の緊迫化などを受け一定期間延長する。電気・ガスについては、5月使用分の補助を減額した後、5月末で終了する。液化天然ガス(LNG)や石炭の輸入価格が、価格高騰以前の水準に戻っていることを反映する。
経産省は燃料油について2022年1月から、電気・ガスは23年1月からそれぞれ措置を講じ、石油元売りや電力会社などに補助金を出して価格を一定に抑えている。燃料油は1リットル当たり175円となるような補助を継続し、延長期間は未定。電気は低圧で1キロワット時当たり3・5円、高圧で同1・8円の補助額を、それぞれ同1・8円、同0・9円に引き下げる。都市ガスは1立方メートル当たり15円を同7・5円に、5月使用分から引き下げる。6月以降は実施しない。
斎藤健経産相は同日の閣議後会見で「燃料油は価格高騰や経済情勢を見極めるため延長する。電気・ガスについても緊急対応が必要な場合は迅速に対応する」と述べた。
(2024/3/29 17:00)
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