(2024/10/24 17:00)
24日の東京外国為替市場は円相場が1ドル=152円台で推移し、前日の外国為替市場では一時同153円台となった。米国経済の足元の堅調さを反映して長期金利が上昇し、日米金利差が意識されてドル買い・円売りの動きにつながった。
米10年国債利回りは23日(現地時間)、4・21%前後から4・26%前後に上昇し、ドルの全面高となった。円相場は21日の1ドル=151円から一気に同153円台に下落しており、「最近の米金利上昇基調にやや出遅れていたドル円がキャッチアップしている」(市場関係者)。
国内の金融当局から円安けん制の口先介入が行われていないことも円安の進行に寄与したとみられる。ドル円は200日移動平均線の151・4円を上抜けした。野村証券の神谷和男ストラテジストは「円安ドル高のトレンドに入ったと受け止めるべき状況」と指摘する。
(2024/10/24 17:00)
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