円、一時152円台前半 米追加関税警戒で上昇

(2024/11/27 15:55)

27日の東京外国為替市場で円相場が一時、1ドル=152円台前半に上昇した。トランプ次期米大統領が中国、カナダ、メキシコへの追加関税発動の意向を示したことで市場の警戒感が広がり、円高ドル安の動きとなった。

トランプ氏の発言を受けて中国、メキシコ、カナダの通貨が急落したほか、米2年金利は0・02ポイント低下した。市場は関税引き上げに伴うインフレ加速よりも、世界経済収縮によるデフレリスクを意識したとみられる。

26日(現地時間)に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表され、すべての参加者が追加利下げを適切とする見方が示された。米利下げが進むことで日米金利差が縮まるとの観測から、円高ドル安に振れた側面もある。

野村証券の沢田麻希ストラテジストは「(トランプ氏の発言により)市場心理が大幅に悪化していると懸念されるが、26日の米国株は上昇して引けており、影響は限定的」とみる。

(2024/11/27 15:55)

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