【熊本地震】企業動静 新日鉄住金・大分製鉄所 大きな被害なく通常作業に（17日13：00更新）【FREE】

新日鉄住金の大分製鉄所（大分市）大きな被害なし。１６日の大きな揺れを受け、いったんすべての設備を止めて点検作業を行ったが、順次再開し、通常通りの作業に戻った。従業員の人的被害もなし。八幡製鉄所（北九州市戸畑区、小倉北区）は震源から離れていることもあり、被害はなく、通常通り操業している。

　東京応化工業　液晶ディスプレー用フォトレジストの主力工場である阿蘇工場（熊本県阿蘇市）は、停電・断水している。１６日未明までの地震では建屋の被害はなく、生産設備の点検を継続。従業員の被害は確認中。

　デンカ　導電性特殊カーボンブラックや電子材料などを手がける大牟田工場（福岡県大牟田市）をはじめ、周辺の関連施設で従業員の被害はない。建物や生産設備の損傷も軽微なため、生産への影響はない。

　ローム　ローム・アポロ（福岡県広川町）が福岡県に持つ３工場と、ラピスセミコンダクタ宮崎（宮崎市）で生産設備に被害がないことを確認した。稼働も続けている。

　コンドーテック　熊本営業所（熊本県嘉島町）で建物の一部が破損し、商品が落下するなどしたが、従業員への被害はなかった。営業所も大きな被害は確認されていない。