(2024/2/28 17:00)
ホンダは28日、新型の燃料電池車(FCV)「CR―V e:FCEV」を世界初公開し、2024年夏以降に国内や北米で発売すると発表した。水素充填による航続距離は600キロメートル以上、電気自動車(EV)では同60キロメートル以上。日本車メーカーのFCVで初めて外部から充電可能なプラグイン機能を備え、水素を充填しなくてもEVとして日常利用できる。FCVにEVや非常用電源としての使い勝手を加えることでバッテリーEV(BEV)を上回る価値を訴求し、FCVの「正解」を探る考えだ。
ホンダは28日に東京・有明で開幕した水素・燃料電池関連の展示会で新型FCVの量産モデルを公開。29日に先行予約の受け付けを始める。搭載する燃料電池システムは米ゼネラル・モーターズ(GM)と共同開発し、従来比3分の1以下の低コスト化や同2倍以上の耐久性などを実現。ホンダとGMの合弁会社で量産を始めており、FCVのほかに商用車や建設機械、定置電源などに広く展開し、コスト低減効果を生み出す戦略だ。燃料電池システムを搭載する新型FCVはホンダが米オハイオ州の工場で生産する。
(2024/2/28 17:00)
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