(2024/4/22 05:00)
本屋に行くことが減った。本は紙で読むのが好きだが、ネットで買うことが増えた。書店の数はこの20年で半減し、全国の4分の1の自治体には書店がない。
経済産業省は「文化創造基盤としての書店振興プロジェクトチーム」を設けた。齋藤健経産相は都内の書店を訪れ、コンテンツ産業の一翼を担っている書店の必要性を強調していた。
大手出版社の業績は電子書籍が伸び高水準にある。すでに電子書籍の売上高が紙の雑誌・書籍を上回った企業もある。それでも出版社の編集者から「紙はなくならない」との声が聞かれる。
パラパラとページをめくる、ラインを引く。手触りや音、紙やインクの匂いも合わさり心に深く残る。これが紙の良さだろう。書店にはさまざまなジャンル、作家の本が並ぶ。書店員は魅力的なポップでこうした未知の世界に誘ってくれる。「全国書店員が選んだいちばん!売りたい本 本屋大賞」の受賞作品は、幅広い層の読者を獲得している。
あす「4月23日」は1995年にユネスコ総会で制定した「世界本の日」。日本では「こどもの読書週間」が始まる。大型連休(GW)は家族旅行もいいが、本屋に行って新たな世界に出会う日も設けてみては。
(2024/4/22 05:00)
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