複数の無人運航船、同時に航行支援 日本財団が拠点完成

(2024/7/18 17:00)

  •     航海士が個船を監視する(日本財団提供)

日本財団は18日、陸上から4隻の無人運航船の航行を同時に支援する「陸上支援センター」が古野電気(兵庫県西宮市)社屋内に完成したと発表した。内航船の船員は半分超が50歳以上で、若者にとって魅力ある職場への変革が急務だ。無人運航船は職場環境の改善のカギと期待され、同センターでの実証実験を通じて遠隔航行支援技術の向上を図る。

同センターには常時7―8人が在席する。さまざまな状況に対応するため、船舶の監視ブースに加え、機関士や航海士が個別の船の航行支援をするブース、航海計画の策定を行う机などを設けた。新しい船員の働き方を訴求するためデザインにもこだわり、「宇宙船のコックピットのよう」(海野光行日本財団常務理事)に仕上げた。2025年7月に実証実験を始める。

日本財団の進める無人運航船プロジェクトには50社以上が参加。25年までに無人運航船の実用化、40年までに内航船の50%の無人運航化を目指す。

(2024/7/18 17:00)

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