6月の白物家電国内出荷、3カ月ぶり減 JEMA調べ

エアコン以外振るわず

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日本電機工業会（ＪＥＭＡ）が２２日発表した６月の白物家電の国内出荷額は、前年同月比２・０％減の２７２３億円と３カ月ぶりのマイナスとなった。全国的に気温が上昇したことなどを受け、全体の出荷金額の約４割を占めるルームエアコンは好調に推移したものの、他の品目の多くが前年同期を下回ったため、全体では減少となった。

製品別の６月の出荷台数では、ルームエアコンは同１・９％増の１３０万８０００台と３カ月連続のプラスとなった。気温が高かったことが寄与したほか、前年の６月がコロナ禍での「巣ごもり需要」の反動減があった影響で低調だったこともあり、好調な出荷となった。

冷蔵庫は同９・１％減の３０万７０００台となり、４カ月連続のマイナスだった。容量４０１リットル以上の大型タイプは同１４・３％減の１３万８０００台で、２カ月連続の減少となった。

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  全国的な気温の上昇がルームエアコンの出荷増加に寄与した（イメージ）

洗濯機は同１７・５％減の３２万１０００台で、１２カ月連続のマイナスだった。洗濯乾燥機の約８割を占め、売れ筋の「ドラム式」も同４・４％減の８万４０００台と、２カ月ぶりの減少になった。この要因をＪＥＭＡは「需要が一巡したためではないか」と分析している。

一方、炊飯器は同３・８％増の３５万８０００台と２カ月ぶりのプラスになった。全体の７割強を占める「ＩＨ式」が同じく２カ月ぶりのプラスとなる同５・３％増の２６万６０００台と好調だったことが寄与した。