大阪メトロとスカイドライブが提携 「空飛ぶクルマ」社会実装へ

(2024/8/26 17:00)

  • 大阪メトロの河井英明社長(左)とスカイドライブの福沢知浩社長

大阪メトロとSkyDrive(スカイドライブ、愛知県豊田市、福沢知浩社長)は26日、「空飛ぶクルマ」の社会実装を目指し、業務提携契約を締結したと発表した。また大阪メトロはスカイドライブに23日付で出資した。出資額は非公表。2025年の大阪・関西万博でデモフライトを予定するほか、28年の大阪メトロの森ノ宮新駅(大阪市城東区)開業に合わせて周辺に離発着するVポートを設置し、商用運航を目指す。

大阪メトロは既存の移動サービスに「空飛ぶクルマ」を加えることで、地下、地上、空が一体となった交通インフラの確立を目指せると考え、業務提携契約を結んだ。

万博後の大阪エリアでの事業化を目指しており、ビジネスモデルの策定・精緻化、オペレーション内容の設定・確定といった事業化に必要な検討を進める。大阪メトロは10月1日付で10人規模の専属組織を立ち上げる。万博に向けては、大阪港の中央突堤に万博会場内と結ぶVポートを設置し、開催期間中に両拠点でデモフライトを行う。

大阪メトロの河井英明社長は26日の会見で「(自社事業では)空については、これからになる。大阪の将来の発展には必要。その一環になる今回の取り組みをしっかりと組織的に進めていきたい」と話した。

空飛ぶクルマをめぐっては、日本航空(JAL)と住友商事が運航会社を共同で設立し、ニデックが米開発会社に出資するなど、事業化への機運が高まっている。

(2024/8/26 17:00)

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