(2024/9/24 05:00)
9月に国内で封切られたSFスリラー映画「エイリアン:ロムルス」が人気のようだ。1979年にシリーズ第1作の「エイリアン」が公開されて以降、異形かつ凶暴な地球外生命体が見る者を恐怖のどん底に突き落としてきた。
とはいえ物語での惨劇の直接原因はウェイランド・ユタニという英日系の超巨大企業と、同社による人間そっくりのアンドロイドにある。同シリーズでのアンドロイド試作第1号が開発されたのは2025年1月との設定だ。
翻って、実世界でも宇宙開発や人型ロボットは将来期待の分野。10日には「家庭用と製造向けの人型ロボットで計24兆ドルを超える潜在市場が存在する」との試算を米ARKインベスト・マネジメントが発表した。
その根拠は「業務の国内移管や労働者不足が追い風となり、製造の変革を加速させる可能性がある」ため。一方、人工知能(AI)で人型ロボットに人間のような動きをさせられるかどうかが最大の問題という。
確かに映画のように物事は進まないが、AIの発展には目を見張るものがある。技術にとどまらず常に先を見据え、人型ロボットも民間企業も闇落ちしないための規範と態勢の整備が何より大事かもしれない。
(2024/9/24 05:00)
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