「WRS過酷環境F-REIチャレンジ プレ大会」開幕

(2024/10/4 12:45)

WRS2025、25年10月10日から3日間開催に

  • 「WRS過酷環境F-REIチャレンジ プレ大会」合同開会式。テープカットする主催者ら

 【福島】2025年に福島県南相馬市などで開催予定のロボットの国際大会「ワールド・ロボット・サミット(WRS)2025」に向けて「WRS過酷環境F―REIチャレンジ プレ大会」の開会式が4日、福島ロボットテストフィールド(ロボテス、南相馬市)で開かれた。主催者の福島国際研究教育機構(F―REI、同県浪江町)の山崎光悦理事長や、共催する経済産業省の石曽根智昭製造産業局産業機械課ロボット政策室長ら関係者約100人が出席。WRS2025を25年10月10ー12日に開くことも発表した。

  • 挨拶する福島国際研究教育機構の山崎光悦理事長

 F―REIの山崎理事長は「東日本大震災・福島第一原子力発電所事故といった複合災害を経験した福島県において、ロボテスが過酷環境チャレンジの聖地として、新たなロボット開発の拠点として国内外から注目されるよう、このプレ大会がよいきっかけになれば意義深い」と話した。

 経済産業省の石曽根氏は「プレ大会における経験を踏まえ、来年の本大会において最高のパフォーマンスを発揮してもらい、今後災害などの過酷環境において、活躍できるロボットの開発につなげてほしい」と述べた。

 今回のプレ大会では目玉の「過酷環境ドローンチャレンジ(HEDC)」のほか、「プラント災害チャレンジ」「シミュレーション災害チャレンジ」「標準性能評価ドローンチャレンジ」の4競技が5日まで福島県浜通り(沿岸部)地域で実施される予定。

 WRSはロボットの社会実装や研究開発の加速を目的とした国際的なロボット複合イベント。イベントの中心となる競技会では、災害など過酷な環境下を念頭に置いて、ロボットやドローン(飛行ロボット)の性能を競う。

(2024/10/4 12:45)

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