10月の貿易赤字4612億円 パソコンなど輸入増で

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財務省が２０日発表した１０月の貿易統計速報（通関ベース）によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は４６１２億円の赤字となった。赤字は４カ月連続。輸出は１０月としては過去最大を更新したものの、中国からのパソコンなどの輸入が増えた。赤字額は前年同月と比べて３４・４％減少した。

輸出額は前年同月比３・１％増の９兆４２６７億円となり、２カ月ぶりに増加した。中国向け半導体等製造装置や米国向け医薬品などの輸出が伸びた。

輸入額は同０・４％増の９兆８８７９億円と、７カ月連続の増加となった。１０月としては２番目の額だった。中国からのパソコンやスマートフォン、ペルーからの銅などの輸入が増えた。