冷凍空調「熱き」闘い 技能五輪全国大会、先行開始

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  「冷凍空調技術」競技の課題に取り組む選手ら

厚生労働省、中央職業能力開発協会（ＪＡＶＡＤＡ）、愛知県が主催する「第６２回技能五輪全国大会」の２２日開幕を前に、一部職種の競技が先行して始まっている。そのうち「冷凍空調技術」が２０日、静岡県立工科短期大学校静岡キャンパス（静岡市清水区）で実施された。会場近隣に所在する日立ジョンソンコントロールズ空調（東京都港区）の清水事業所（静岡市清水区）や、単独の企業・団体では最多の４人を派遣するオリオン機械（長野県須坂市）などから出場した選手２０人が競技に挑んだ。

冷凍空調技術は三つの課題の時間割の中で冷凍空調機器の最適な設置や各種パーツの組み立て、冷媒配管、制御配線、機器の能力を確認する試運転調整などを行う。同職種の運営委員を務める日本冷凍空調設備工業連合会の髭分美次技術部長は「参加する選手の姿を見て若者に業界への関心を持って欲しい」と期待を述べた。

静岡県立工科短期大学校は２０２１年に開校した職業訓練施設。競技会場の多目的実習棟は、これまでも技能検定や技能競技大会で使用されている。